「いつもの観光とは少し違う体験をしたい」「大人でも楽しめる工場見学に行きたい」という人におすすめなのが、静岡県の工場見学です。
静岡県には、うなぎパイやチョコレートなどのお菓子工場だけでなく、ウイスキー、レトルト食品、飲料、缶詰、お茶、さらにはお札の製造現場まで、個性豊かな見学スポットがあります。
この記事では、静岡県で大人も楽しめる工場見学10施設をピックアップ。無料で参加できる施設や、予約が必要な施設、製造ラインを間近で見られる施設などを紹介します。
静岡を代表する人気工場を見学
① うなぎパイファクトリー|浜松市
静岡県の工場見学といえば、まずチェックしたいのが浜松市のうなぎパイファクトリーです。
浜松を代表する銘菓「うなぎパイ」の製造工程を見ることができ、職人の仕事やおいしさの秘密に触れられます。個人なら予約なしで自由見学が可能で、コンシェルジュによる案内付きツアーも用意されています。
自由見学と通常の案内付きツアーは入場無料。さらに、有料の「窯出しうなぎパイツアー」では、焼き上がったうなぎパイを楽しめます。館内にはカフェや直営売店もあるため、見学だけでなくグルメや買い物まで楽しめるのも魅力です。
ポイント
- 自由見学は予約不要
- 入場無料
- 製造工程を見学できる
- カフェや直営売店も併設
- 「窯出しうなぎパイツアー」は有料・要予約
「工場見学だけでなく、スイーツも楽しみたい」という大人の休日にぴったりのスポットです。
② 明治なるほどファクトリー東海|藤枝市
チョコレート好きなら、藤枝市の明治なるほどファクトリー東海がおすすめです。
ここでは、明治のチョコレート製造ラインを見学できるほか、アーモンドチョコレートの生産工程を紹介する「からくりファクトリー」や、果汁グミについて学べる展示なども楽しめます。
見学時間は約70~90分で、入館料は無料。個人の場合は2~10名でWEB予約ができ、月曜日から金曜日に見学会が開催されています。安全上の理由から4歳未満は入場できず、1名での予約は受け付けていません。
製造工程を見るだけでなく、「なぜこの形になるのか」「品質をどう管理しているのか」といった食品メーカーならではの工夫を学べるため、大人にも興味深い工場見学です。
お酒と食品の製造現場を楽しむ
③ キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所|御殿場市
お酒やものづくりに興味がある大人に注目してほしいのが、キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所です。
富士山を望む環境でウイスキーづくりを行っており、ツアーでは蒸留設備や木桶発酵槽、パッケージング工程などを見学できます。
通常の「富士御殿場蒸溜所ツアー」は約80分で、20歳以上は500円。見学後にはウイスキーのテイスティングも用意されています。さらに、2026年には熟成庫も見学できる20歳以上限定のプレミアムツアーも開催されています。
工場見学だけでなく、蒸溜所限定商品を扱うショップや展望台もあり、ゆっくり大人の時間を過ごせます。
※飲酒を伴うため、車や自転車を運転する人はテイスティングできません。
④ ハウス食品 静岡工場|袋井市
カレーやレトルト食品が好きなら、ハウス食品 静岡工場も見逃せません。
工場見学では、レトルトカレーができるまでの工程や、工場内の設備を実際に見学できます。大きなレトルト釜で製品を殺菌する工程や、スパイスについて学べる体験コーナーなどもあります。
一般団体・個人の見学は水曜日・木曜日が中心で、所要時間は60~90分。参加費は無料です。
普段スーパーで購入しているレトルト食品が、どのような工程を経て商品になるのかを知ると、いつものカレーが少し違って見えてくるかもしれません。
飲料と缶詰の工場を見学
⑤ アサヒ飲料 富士山工場|富士宮市
富士山を眺めながら工場見学を楽しみたいなら、アサヒ飲料 富士山工場がおすすめです。
一般向けの工場見学では、製造ラインの見学に加えて、試飲製品も用意されています。参加費は無料で、インターネット予約では1~6名で申し込めます。
天候が良ければ、工場から雄大な富士山を望めるのも大きな特徴です。ただし、生産設備の点検などによって製造ラインが停止している場合は、映像による紹介になることがあります。
「工場見学+富士山」という、静岡らしい観光プランを組みやすい施設です。
⑥ ホテイフーズ 富士川工場|富士市
「やきとり缶詰」で知られるホテイフーズ 富士川工場では、やきとり缶詰とペットボトル飲料の製造ラインを見学できます。
特に注目したいのが、やきとり缶詰の製造工程にある炭火焼の工程。普段食べている缶詰が、どのようにつくられているのかを実際の製造ラインで確認できます。
個人向け見学は毎週火曜日の10時からで、先着20名まで。見学時間は約90分、料金は無料です。予約は見学希望日の1カ月前から受け付けています。
缶詰好きはもちろん、食品加工や大量生産の仕組みに興味がある人にもおすすめです。
身近な食品と「お札」の製造工程を見る
⑦ サラダクラブ 遠州工場|森町
野菜や食品の衛生管理に興味があるなら、サラダクラブ遠州工場がおもしろいでしょう。
ここでは、パッケージサラダができるまでの工程を見学できます。説明を聞いたあと、見学者通路から実際の製造ラインを見られるほか、野菜クイズやパッケージサラダの試食も用意されています。
見学は毎週土曜日、10時から11時15分までで、所要時間は約75分。参加費は無料で、完全予約制です。2026年現在も一般向け見学が継続されています。
食品工場ならではの衛生管理や品質へのこだわりを見ることができるため、大人が「なるほど」と感じやすい工場見学です。
⑧ 国立印刷局 静岡工場|静岡市
「少し珍しい工場見学に行きたい」という人には、国立印刷局 静岡工場がおすすめです。
こちらでは、日本銀行券がどのように印刷されているのかを、見学廊下からガラス越しに見ることができます。大きな印刷機が稼働する製造現場は、食品工場とは違った迫力があります。
見学時間は約90分で、料金は無料。火曜日・木曜日に実施され、事前のインターネット予約が必要です。展示室では、お札の偽造防止技術などを学べるほか、1億円の重さを体験できるコーナーもあります。
身近なのに意外と知らない「お札ができるまで」を知ることができる、静岡県ならではの工場見学です。
静岡ならではの「ものづくり」を体験
⑨ トリイソース|浜松市
浜松の老舗ソースメーカーを訪ねるなら、トリイソース(鳥居食品)があります。
工場見学では、ソースの歴史や製造方法について説明を受けたあと、ソース工場と醸造酢工場を見学できます。製造スタッフが直接案内するスタイルも特徴で、ものづくりへのこだわりを身近に感じられます。
現在の公式案内では、見学は10~30名の団体が対象で、1人500円。見学時間は約90分で、1日1組限定です。見学後には直売所で試食や買い物も楽しめます。
大人数での予約が必要なので、友人グループや旅行の団体プランに組み込みたい人に向いています。
⑩ グリンピア牧之原|牧之原市
静岡らしい工場見学を楽しむなら、グリンピア牧之原も外せません。
静岡を代表する産業である「お茶」に関する施設で、製茶工場の見学通路から、煎茶が製造される工程を見ることができます。
工場見学は無料で、所要時間の目安は20~30分。お茶摘み体験ができるシーズンもあり、館内ではお茶や関連商品を購入したり、茶系スイーツを楽しんだりできます。
お茶そのものだけでなく、「静岡の産業や文化を体験したい」という人に向いているスポットです。
まとめ
静岡県には、うなぎパイ、チョコレート、ウイスキー、レトルトカレー、飲料、缶詰、サラダ、お札、ソース、お茶など、さまざまな製造現場を見学できるスポットがあります。
なかには無料で参加できる施設も多く、予約制の工場でも、少人数から参加できるところがあります。一方で、明治なるほどファクトリー東海のように2名以上が必要な施設や、トリイソースのように10名以上の団体が対象となる施設もあるため、事前確認は欠かせません。
また、工場見学だけでなく、カフェやショップ、試食、テイスティング、展望台などを一緒に楽しめる施設もあります。
大人の休日のお出かけ先として工場見学を選ぶなら、「何を見たいか」「予約が必要か」「無料か有料か」「見学後に何を楽しめるか」をチェックしておくと、自分に合ったスポットを選びやすくなります。
静岡ならではのものづくりを身近に感じながら、普段とは少し違った観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。
※施設の営業時間、休館日、予約条件、見学内容は変更される場合があります。訪問前に各施設の公式サイトで最新情報を確認してください。
