十三参りって何? 嵯峨嵐山法輪寺の十三参り

2021年9月7日

十三参りをご存知ですか?

十三参りとは、子どもの健やかな成長と幸せを願って参拝する伝統行事です。

関西で盛んな行事ですので、関東の方には馴染みがないかもしれません。

今回は十三参りの概要や、祈祷料についてご紹介します。

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十三参りとは?

数え年で十三歳になる男の子・女の子が英知福徳を授かるため、虚空蔵菩薩に親と一緒に参拝する伝統行事のことです。

数え年で十三歳というのは、生まれ年の干支がはじめて回ってくる年であり、厄年でもあるのです。そのため、厄落としの意味も込められています。

嵐山法輪寺の祈祷料は?

十三参りは虚空菩薩のまつられているお寺や神社に参拝に行きますが、なかでも有名なお寺が京都嵐山にある法輪寺です。

現在では4月13日を中心として、前後1か月で参拝をする人が多く、この時期の人出は2万人にものぼるそうです。

そんな法輪寺の祈祷料や受付時間についてご紹介します。

参拝時期

春 3月13日~5月13日(4月13日を中日とした1か月)

秋 10月~11月

受付時間

9時から16時 ※予約不要

祈祷料

祈祷期間一週間…5000円

一か月…7000円

一年間…13000円

法輪寺ではこどもが授かりたいご利益や知恵を表す漢字を一文字書いて奉納します。漢字をあらかじめ考えておくと、当日スムーズに受付できますよ。

また、参拝期間中は混雑が予想されます。公共交通機関を利用し、時間に余裕をもってお出かけくださいね。

【動画】京都・嵯峨嵐山の虚空蔵法輪寺「十三まいり」2013

十三参りはどんな服装でお参りするの?

十三参りの際の服装ですが、以前は成人の儀式の一部でもあったため大人用の晴れ着を用意し、サイズ変更をして参拝していました。

しかし、現在ではサイズ変更をせずに晴れ着を着用したり、学校の制服を選ぶ方がおおいようです。

女の子は晴れ着や制服、よそいきのワンピースなど。男の子は紋付き袴、制服、スーツの中から選んではいかがでしょうか?

後ろを振り返ってはいけない?

法輪寺で参拝を終えた後、渡月橋を渡って帰りますが、この橋を渡りきるまではどんなことがあっても決して後ろを振り返らず渡りきるという風習があります。

振り返ると、せっかく授かった知恵を返さなくてはいけないと言われています。知恵を忘れない為にも、参拝する前にお子さんにしっかり伝えておいてくださいね。

今回は法輪寺の十三参りについてご紹介しました。

関東在住の方は参拝できない!と思うかもしれませんが、最近は浅草の浅草寺でも参拝客が増えているようです。

興味のある方はぜひ参拝してみてくださいね!