「こたつ・みかん・ねこ」と冬の定番だったこたつ。しかし、平成に入った頃から製造数・販売数ともに激減し、現在は経済産業省が行う生産動態統計調査の対象からも外れてしまいました。
部屋の洋室化やエアコンなどの暖房器具の普及などによって、日本人の生活様式も随分変わってしまったようです。
このことは、最近もこたつとセットでイメージされるみかんの出荷量が減少していることと合わせて「消えゆく日本の風景」としてニュースで取り上げられたこともあり、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、一度は日本人の生活からなくなりかけていたこたつ。このこたつが今、エコでオシャレな家具として、改めて注目を集めているのです。
エコな暖房器具として
東日本大震災にともなう電力供給量の減少などもあり、最近は省エネの電気製品に注目が集まっています。
そのため、各メーカーも省エネ対策に力を絞っています。
とくにエアコンは、この10年で15パーセントも節電できるようになったそうです。
しかし、それにも関わらずこたつと比較すると、こたつは省エネ化したエアコンに比べてもわずか3分の1の電気代しかかからないのです。
また、比較的エコなイメージのあるホットカーペットと比べてもこたつの電気代はホットカーペットの約36パーセントに過ぎません。
これから見ても、こたつが以下にエコな暖房器具かが分かるのではないでしょうか。
フローリングにもマッチするデザイン
和室が減ったことも日本人のこたつ離れの一因と考えられていますが、最近はこたつのデザインもスタイリッシュになり、フローリングの洋室に置くインテリアとしても魅力的な製品が増えてきています。
さまざまな形・サイズ
昔のこたつというと、正方形で大きさも大体同じくらいのものがほとんどでした。
しかし、最近は長方形や楕円形のこたつもあり、サイズの幅も増えてきているので、いろいろな部屋にマッチするものを見つけることができます。
また、それにともなってデザインも多様になり、洋室のローテーブルとして一年中使えるおしゃれな外観の製品が増えてきています。
従来のこたつの欠点をカバーする多彩な機能
こたつの機能にもさまざまな進化が見られます。
まず、いちばん邪魔になるヒーターの部分は、足に当たらない薄型のデザインになりました。
また、電気ケーブルを収納できたり、こたつ布団も薄くなってきているので、冬場以外の使用でも邪魔になりません。
さらに、気になるこたつの臭いに関しても、脱臭機能付きの製品が発売されています。 継ぎ足を使うことによって高さを変えることによって、用途の幅を広げている製品もあります。
人気の北欧こたつ
これらの新しいこたつの中でも注目を集めているのは、北欧家具の良さを活かした北欧風こたつです。
北欧家具とは
北欧家具とは、北欧の地域で作られている家具のことです。 この地域は冬が寒く家の中で暮らす時間が長いため、シンプルで飽きのこないスタイリッシュで機能的な家具を作る伝統があります。また、豊かな森林資源の素材を活かした木の温もりのある製品が多いようです。 近年日本に進出して大人気のIKEA(スウェーデン)もそのひとつですが、IKEAの製品にあるようなモダンなデザインのものが多いことも特徴です。
北欧風こたつの特徴
やはりひとくちでいうと「シンプルでモダン」ということにつきると思います。
見た目では、まず脚の部分が細めでハの字型になっていることに目が向きます。とても軽やかな印象で、太い脚が垂直に立っているデザインの多い従来の家具調こたつのどっしりとしたデザインとは明らかに異なります。
なお、この細めのハの字型の脚は、実際使う際に邪魔になりにくいという機能的な理由もあります。
また、天板も天然木の木目を活かしたやさしいものが多く、リビングを始めいろいろな部屋のインテリアにもしっとりと馴染みます。
※その他、暖房器具に関してはこちらをご覧ください。