知って面白い会社名の由来 その1

2015年12月14日

世の中にある会社や商品などの名前の中には、何でこんな名前になったのか、すぐには理解できないものもたくさんありますよね。でも、やっぱりそれぞれの名前にはいろいろな意味とか込められた思いなどがあるものなのです。

そんな名前について、少し考えてみたいと思います。

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カルビー

言わずと知れた日本を代表するお菓子メーカーのひとつですね。

カルビーの創立は戦後間もない1949年。当時は松尾糧食工業株式会社といっていました。当初から発売していた「カルビーキャラメル」が好評だったそうです。

この「カルビー」という言葉、当時の日本人に不足しているとされた栄養素、カルシウムの「カル」と、ビタミンB1の「ビー」を組み合わせた造語で、健康に役立つ商品作りをしたいという会社設立時の願いが込められています。

その後、1955年に社名をカルビー製菓株式会社、1973年にカルビー株式会社に変更して現在に至っています。

江崎グリコ

グリコ

お菓子メーカーつながりでグリコの社名の由来も触れておきましょう。

グリコといえばキャラメルが有名ですよね。グリコはこのキャラメルに含まれている栄養素「グリコーゲン」から取った名前なのです。

創業者は江崎利一。1921年に江崎商店として創立されました。翌22年にキャラメルの「グリコ」を発売しています。現在の社名になったのは1958年です。

東ハト

1952年に東京製菓として創業しました。しかし、当時同じ名前の会社が複数存在して混乱したため(まあ、それはそうでしょうね)、初代社長が好きだった鳩を冠して「鳩印東京製菓」というブランドを使用するようになりました。

しかし、社名が長くて電報で注文するときに大変だったため、問屋が「トウハト」という略称を使用するようになり、最終的に社名に採用するようになりました。

すかいらーく

お菓子メーカーから離れて外食産業についても見てみましょう。

今や「すかいらーく」ブランドのレストランはなくなってしまいましたが、誰もが知っているファミレスチェーンとなったすかいらーく。創業当初はことぶき食品という食品スーパーでした。

この「すかいらーく」とは英語でひばり(skylark)のこと。ことぶき食品の第一号店が東京都西東京市のひばりが丘にあったため、その地名をとって名付けられました。

モスバーガー

「自然、人間への限りない愛をこめて」つけられた名前で、MOSは山(Mountain)、海(Ocean)、太陽(Sun)の頭文字をとって名付けられました。

なお、よく誤解している人がいますが、モスバーガーは純粋な日本企業です。

スターバックス

スターバックス

1971年にシアトルで創業したスターバックス。創業メンバーは作家に元教師2人というインテリだったため、店名をつけるのにも紆余曲折があったようです。

当初、シアトルのシンボル的な存在であるレーニア山にあるスターボ(Starbo)採掘場の名前を取ろうと思ったのですが今一つパッとしない。そんな中、創業メンバーの一人が愛読していたハーマン・メルヴィルの『白鯨』に出てくるコーヒー好きの航海士「スターバック(Starbuck)」が「スターボ」と響きも似ていて良いとのことで、その名前を取ったのだそうです。

はとバス

何ゆえ鳩なのか。これにもちゃんとした理由がありました。

鳩は平和の象徴といわれますが、それとともに優れた帰巣本能を持った生き物です。この帰巣本能を利用して伝書鳩や鳩レースが行われていることはよく知られていると思います。

ということで、鳩のように「きちんと無事に帰ってくる」という願いからはとバスという名前が生まれたのだそうです。

 

ということで、主に会社になってしまいましたが、パッと見ではよく意味が分からない名前にもいろいろな意味や思いが込められているということを見てきました。

これらのほか、商品名などの由来に、調べてみるといろいろとおもしろい話が出てきます。

またこの続きを書いていきたいと思います。