白川郷 冬のライトアップのスケジュールと服装・交通手段・注意点

2015年12月14日

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白川郷とは

白川郷は、岐阜県の庄川流域の呼称です。大野郡白川村と高山市荘川町(旧荘川村)および高山市清見町(旧清見村)の一部に相当し、白川村を「下白川郷」、他を「上白川郷」と呼びます。今日では白川村のみを指すことが多いです。

白川郷の荻町地区は合掌造りの集落で知られます。独特の景観をなす集落が評価され、1976年重要伝統的建造物群保存地区として選定、1995年には五箇山(相倉地区、菅沼地区)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。「世界遺産白川郷合掌造り保存財団」などがその保存にあたっています。

 冬の白川郷

特別豪雪地帯に指定されている白川郷。2m近くの積雪になる冬は、1年の中で最も白川郷らしい季節と言えるかもしれません。

1月・2月の特定日(全7回)に、期間限定で、白川郷合掌造り集落のライトアップが行われます。雪が降り続くなか、合掌家屋の窓に明かりがともり、かやぶき屋根に積もった雪は、照明灯の光に白く照らし出されます。幻想的な世界遺産のライトアップは必見です。

 白川郷冬のライトアップを見に行く方法と交通手段

幻想的な白川郷合掌造りのライトアップですが、例年1月半ばから2月初めの土日のみで1年間に7回程度しか行われません。また、この日はマイクロバス以上の大型車の乗り入れは許可制になっていることもあり、見学できるのはかなり貴重な体験となります。

なお、ライトアップの時間は各日17:30~19:30になります。

この貴重なライトアップを見に行く方法は以下の通りです。

マイカーで行く

マイカー専用駐車場が用意されるので、そこに駐車して無料シャトルバスで会場まで往復することになります。

なお、豪雪地帯ですので、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンは確実に必要です。また、道路でも積雪が数十センチを超えることがあるので、車高の低い車は危険なことがあります。くれぐれもノーマルタイヤで行こうなんて考えないでください。

なお、ライトアップ協力金として駐車の際1台500円が必要です。

タクシーを利用する

タクシーもマイカーと同じ扱いになり、会場までは無料シャトルバスで往復することになります。協力金も同じです。

公共交通機関で行く

各駅からバスが出ています。

・高山駅、金沢駅~ 濃飛バス

・名古屋駅~ 岐阜バス

・高岡駅~ 加越能バス

なお、バスで来場する場合、帰宅時間に注意しましょう。白川郷の宿泊施設は、半年前にはほぼ満室になってしまいます。また、キャンプなどで宿泊できる場所もありません。帰れなくなると大変なことに…。

宿泊場所を用意していない方は、確実に帰れるように往復チケットなどでバスの席を必ず確保しておくようにすることをおすすめします。

ツアーに参加する

各旅行会社から、白川郷のライトアップ見学のツアーが発売されています。

この場合、バスでライトアップ会場付近の駐車場まで行けるので便利です(許可証をとってるツアーの場合)。また、帰りの交通手段や宿泊場所を考えなくてもいいので楽ですね。

費用は、東京発で2万円程度からあります。

白川郷冬のライトアップ見学上の注意点

服装

ライトアップは夕方~夜間になりますので、気温は氷点下になります。また、風が強いことも多いです。考えている以上にしっかりとした防寒対策・雪対策が必要になります。

服装はしっかりとした防寒着が必要です。ズボンの上からスキーウエアなどを履いてもいいかもしれません。また、雪の中での見学になることもあるので、コートの上にレインコートやポンチョなどを用意していくのをおすすめします。

傘だと風が強い日は役に立ちませんし、転んだ時両手を使えないため非常に危険です。

靴は底に溝がある滑りにくい靴でなければダメです。防寒防水の長靴があると一番いいです。さらに、その上から着脱式のスパイクをつけると安全です。特に展望台まで登ろうと思っている方は、坂道なのでとても滑りやすいです。

その他必要なもの

暗いところもあるので、懐中電灯が一人1個必要です。このほか、使い捨てカイロや手袋、耳当て・暖かい帽子などの防寒グッズはあったほうがいいです。また、デジカメなどのバッテリーは気温が低いと消耗が早いです。しっかり充電しておくほか、スペアがあったらいいでしょう。

とっても幻想的な冬の白川郷のライトアップ。安全に気を付けて楽しみたいものですね。