渋柿は簡単に甘くなる! 渋柿の渋抜き方法3パターン
お正月の飾りでしか見たことがない、食べたり干したりしたことがない、
今時はそんな人も多いのではないでしょうか?
柿にはビタミンCがたっぷり入っているので、風邪の予防にもなり、お肌への美肌効果という女性にはうれしい効果もあるのです!
入手したときに手間をかけずにおいしく頂ける処理を試して下さい。
焼酎かホワイトリカーに漬けて簡単に渋抜き!
“漬けて”というと梅酒造りをイメージされそうですが、じつはちょんちょんと付けるだけの一番簡単な方法です。
アルコール度数30~40度のものであればいいそうなので、焼酎やホワイトリカー、ラムなどを使うと渋みが抜けます。
【材料】
柿、焼酎(もしくは好みのお酒)
【道具】
ボウル
ビニール袋2~3枚
密閉容器
【作り方】
- きれいなふきんを使って柿をよく拭きます(水で洗わないこと)。
- ボウルに焼酎を注ぎ入れ、柿のへたの部分をちょんちょん付けます。
- 次々に同じ作業をして、ビニール袋に入れていきます。
- 全て終わったら空気を抜けるだけ抜き、さらにビニール袋を重ねます。
- 輪ゴムなどで口を閉じ、密閉容器に入れます。
- そのまま冷暗所で5~6日寝かせれば完成!
へたからアルコールが柿全体に行き渡って化学反応を起こし、
とっても甘くておいしい柿に変身しますよ。
ドライアイスで渋柿が甘くなる!
渋柿が大量にあるときに楽ちんな方法がこちらになります。
ドライアイスはスーパーなどでも低価格で入手できるので、焼酎などを普段使わないから余ると困るという人にもおすすめです。
【材料】
柿・・・1kg
ドライアイス・・・20g
【道具】
密閉容器
プラスチックの網
ビニールシート
固定ゴム
バスタオル
【作り方】
- 密閉容器の底に小さく砕いたドライアイスを敷き、網を乗せます。
※柿の実が直接ドライアイスに当たらないようにするためなので方法は自由。 - その上に隙間なく柿を並べて敷き詰めます。
- 密閉容器の上にビニールシートを被せてゴムで固定し蓋をします。
- 保温のためにバスタオルなどを被せ、5日ほど寝かせれば完成!
大きな容器も必要になるので、本当に大量に入手した人向け。
同じ方法で少量の柿を処理することもできるので、ご紹介した分量を目安にドライアイスの量も調節して下さい。
意外と簡単!干し柿を作ってみよう
渋柿といえばやっぱり干し柿ですよね。
軒先にぶら下がっている家は今は少ないですが、作ると絶品です。
お正月用を自宅で作ることも可能ですよ!
【材料】
渋柿・・・50個
焼酎・・・100ml
塩・・・少々
【道具】
長い竹の棒(ホームセンターなどでも入手可能)
たこ糸
ボウル
【作り方】
- 柿をよく洗い、へたを残した状態で皮を剥きます。
- 鍋に水と塩を入れて沸かし、網のおたまなどで柿を湯にくぐらせます。
- ボウルに焼酎を入れ、へたを持って焼酎に柿の実をくぐらせます。
- 柿と柿の間に隙間を開けながら竹の棒に刺していきます。
- 一本分出来上がる毎にたこ糸で結び、風と陽が当たりやすいようにします。
- 風のよく通る、雨の当たらない場所に8~10日程干せば完成!
干しているうちにどんどん乾いて皮がしわしわになってくるのですが、干し具合の検討は売り物などをよく見ておくと頃合いが分かります。
ネットからでもいいので事前に仕上がりの例を確認しておいて下さいね!
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