年賀状にはひとこと添え書きを…文例付き

2021年12月22日

通信機器が発達している現代ですが、一年の始まりの年賀状をもらうとうれしいものです。はがき一枚のかぎられたスペースの中に凝縮した内容がつまっているものです。

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年賀状はいつ頃からあるのでしょうか?

年賀状の始まりは明治時代のようです。これは、明治時代に郵便はがきが発売されたころがきっかけとなり年賀状と出すという風習ができたものです。

年賀状の風習以前は?

江戸初期頃には年賀という意味で親戚などの家へ挨拶に行くということがあったようで、後期になると自分の名前を玄関先に置いておくということが出てきました。自分が元気で無事ですということや年賀の挨拶をかねての報告の意味が含まれていたのではないでしょうか。

年賀状も郵便はがき

もともと、郵便はがきだったものを年賀状という特別なものとして一定期間扱われるものですので期間があるのです。感覚的にはお正月とされる期間と同じと考えます。

具体的な期間

年賀状は元旦に届くようにするのが一番良いのですが、思わぬ方から年賀状を頂き返事を出すことを含めて1月7日頃までに届くようにするものです。これを過ぎると寒中見舞いとなってしまいます。年賀状は使えず新年を祝う文言も使えなくなってしまいます。

年賀はがき以外を年賀状とする場合は切手の下に「年賀」といれます。記入がない場合は通常郵便とされてしまいます。

近況報告やごあいさつを目的とする

年賀状は年の初めのご挨拶を親戚や友人などお世話になった方に出す挨拶状ですが、なかなか会えない方やご無沙汰してしまっているかたへの近況報告などの意味も含まれています。

添え書きをつけることで気持ちが伝わる

年賀状に書く年賀の言葉はだいたい決まってしまっていますので、さらに添え書きをすることで相手に気持ちが伝わるものです。

添え書き文例

よく使われているものは、年越を喜ぶものとしては

「皆様にはお健やかに初春をお迎えのことと存じます」

健康を気遣うものとしては

「くれぐれもお体ご自愛ください」

幸せを願うものとしては

「よい一年になりますように」などです。

他にもたくさんの文例がありますが、堅苦しくなくても気持ちが伝わる言葉がなによりなのではないでしょうか。

また、引っ越ししたこと、子供が入学や卒業したこと、結婚したことなどの近況報告も喜ばれるものです。

ビジネスでも年賀状

ビジネスでも年賀状は礼儀として出しますが、ビジネスの場合はあくまでも挨拶と考えるものです。また、書く文面も親戚や友人にだすものとは違うものになるので気をつけましょう。

年賀状は写真が入っていたり、それぞれの個性あるデザインのものがあったりして見ているだけでも楽しめます。

いろいろなことが簡素化される傾向がありますが、年賀状を送ることで相手の方を思っているという気持ちが伝わるものとして、日本の風習のひとつとして続いてほしいものです。