鏡餅はいつまで飾る? どのように食べる?
早いもので今年ももうすぐ終わってしまいますね。年が明ければもうお正月です。
お正月になればみんなで集まって料理やお酒で盛り上がったり、お年玉をもらったりと楽しいことが待っていますね。休みが続くので仕事や学校に行きたくないって気持ちもでちゃいますよね(笑)。
そんなお正月ですが、やっぱりお正月といえば、日本の伝統的な習慣が色濃く出る期間でもあります。
私自身は、毎年鏡餅を楽しみにしています。鏡餅ってすごい縁起の良いものなんですよ。1年間が楽しそうに過ごせる気がしたりします。
そもそも鏡餅とは何??
鏡餅とは、簡単に言うとお正月前後の期間に飾って、そのあと食べることです。
一般的には大小二つの球状の餅の上にダイダイを乗せてあるものですが、地域によって変わったりもするのです。
飾る場所も地域によって変わったりしますけど、神様にささげるものとして床の間がふさわしいとされています。
名前の由来としては、昔使われていた鏡に似ているからといわれています。
もともと鏡っていうのは神様が宿るといわれていて、「三種の神器」の一つとして天皇家でも代々受け継がれているものです。非常に縁起の良い物なので、年初めに神様を招き入れて鏡に宿って頂こうという風習も生まれました。
ただ、当時鏡は非常に高価なものであったため、鏡に似せた餅ということで鏡餅が生まれて、お正月に飾るようになったのです。
また、ダイダイ(橙)を飾るのは、ダイダイの実は木から落ちないで大きく育つことやその名前から、「家がダイダイ(代々)続きますように」という願いが込められているといわれます。
鏡餅はどれくらい飾るの? いつから食べられるの??
鏡餅は、一般的には12月28日ぐらいから飾り始めて、1月11日に鏡開きをするといわれています。
鏡開きというのが鏡餅を食べることです。神様に感謝して、無病息災を祈りながら食べるのが大事ですね!
ここで注意点が一つ! 鏡餅を包丁で切ると切腹を連想させてしまいます。そのため、鏡餅を小さく切り分ける際には、木槌で開くことが良いとされています。
地域によって変わる鏡餅の習慣
地域によっては形状、飾り方なんかが変わったりするのも鏡餅の特徴の一つ。それぞれでちがった文化のある鏡餅は大変興味深いですね。
鏡餅を食べる日
京都をはじめとした一部関西地方では、1月4日に鏡餅を食べる風習があります。正月三が日が終わってから食べるのもまた魅力的ですね。
鏡餅を飾る場所
床の間に飾るのが一般的といわれていますが、地域によっては各部屋に飾るという所もあるそうです。各部屋に神様が来てくれそうで素敵ですよね。
紅白の鏡餅
金沢では紅白の鏡餅を飾る文化があるそうです。餅に色が入ることによって他とは違った鏡餅になるのも趣深いですよね。
1年1年を良いものにしよう
縁起の良いものとして鏡餅は昔から愛され続けてきています。
地域によって多種多様な文化を持っているのも特徴の一つ。それぞれの文化のいいなって思った所を取り入れて自分オリジナルの鏡餅の飾り方や食べ方を試してみるのも面白いかもしれませんね。鏡餅というのは大変興味深い文化の一つであります。
※なお、鏡餅についてはこちらの記事もご覧ください。
最近のコメント