インフルエンザの予防接種の料金はいくら? 差がある理由は?

2015年12月14日

毎年冬になると、インフルエンザ流行のニュースが世間をにぎわせますね。

かかるとなかなか厄介なインフルエンザ。流行のニュースを耳にすると、「やっぱり早めに予防接種を受けておけばよかったな」などと感じたりしますよね。

もちろん、インフルエンザの予防接種にどれくらいの効果があるのかについてはいろいろな考え方もあるようですが、子供やお年寄りなどの抵抗力の弱い人や多くの人と接する場所で働いている人、受験など大事なイベントを控えている人などは、安心のためにも予防接種を受けるというのも選択肢の一つだと思います。

※なお、インフルエンザの予防接種についはこちらもご覧ください⇒知ってる? インフルエンザ予防接種の効果

 

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インフルエンザの予防接種の料金はいくら?

インフルエンザの予防接種は、地域の医療機関(病院など)で大体10月頃から接種することができます。

ところで、いざインフルエンザの予防接種を受けようと思って調べてみると、その料金には医療機関によって随分と差があることに驚かされます。1回接種、2回接種で差があるならわかりますが、1回接種の場合でも安いところでは3,000円以下から受けることができるのに対して高いところでは5,000円以上とるところもあるようです。

また、接種は原則2回とのことなので、2回分合わせると5,000円近くの差がついてしまいそうです。

なぜ、こんなに料金に差があるのでしょうか。

 インフルエンザの予防接種は任意接種

実は現在、高齢者以外のインフルエンザの予防接種は任意接種となっており、保険の対象ではありません。そのため、各医療機関が自由に値段を設定できるのです。同じことをするのだし、統一してしまえばいいじゃないかもと思うのですが、そうすると独占禁止法に抵触する恐れがあるのだそうです。

そのため、各医療機関はワクチンの代金や注射器など接種に必要な道具の費用、人件費その他の病院の運営費などを勘案して料金を設定するようです。また、病院の性格によって予防接種の医療業務に対する点数が違うため、そこでも料金の差は生まれます。

大量に予防接種を行う小児科のような病院の場合、ワクチンを仕入れる量も多いため比較的安くなるようです。また、逆に総合病院のような高度な医療を提供する施設では、予防接種のような業務はあまり受けたくないため、値段を高めに設定している場合もあるようです。

あと、自治体によってはインフルエンザの予防接種に補助金を出しているところもあり、そのような地域ではより安く接種を受けることができるようです。

 安い料金でも効果はあるの?

こうなると心配なのは、予防接種料金をケチって安く済ませた場合、高いお金を払って受けた予防接種と同じ効果があるのだろうか? ということ。これだけ値段に差があれば、ちょっと心配になってしまいますよね。

ただ、この点は全く問題ないとのことです。なぜなら、料金は違っても接種するワクチンは基本的に同じものですし、接種する量も同じだからです。一応、日本の医療機関なら最低水準の質は保障されていると考えていいようですね。

インフルエンザの予防接種を大々的に売りにしている医療機関では、Webページに金額なども掲載して予防接種の案内をしています。値段は違っても効果は変わらないのですから、なるべく安い医療機関を見つけるのも、お得でいいかもしれませんね。