初詣や旅先で受けたお守り。大切に身につけていたけれど、「いつの間にか数年経ってしまった」「願いが叶った後どうすればいいかわからない」とお悩みではないでしょうか。
お守りは神様や仏様の力が宿る神聖なものだからこそ、手放す際も感謝の気持ちを持って正しく扱うことが大切です。
本記事では、意外と知られていない「お守りの返納ルール」や「自宅での処分方法」について、30代の大人として知っておきたいマナーを丁寧に解説します。また、返納後に新しく迎える際に役立つ、お守りの種類とご利益についても触れていきます。
お守りの「有効期限」と返納のタイミング
一般的にお守りの効力は**「1年」**が一つの目安とされています。 これには、1年経つと持ち主の厄(やく)をお守りが代わりに引き受けてくれ、気が満杯になるという考え方や、常に清らかな状態で神様のご加護を受けるべきという「常若(とこわか)」の思想があるためです。
ただし、厳密な決まりではありません。「合格祈願」や「安産祈願」のように特定の願いを込めたお守りの場合は、その願いが成就したタイミング、あるいは役目を終えたと感じた時が返納の時期となります。
正しい返納方法と場所の選び方
お守りを手放す際は、「返納(へんのう)」という形をとるのが最も丁寧で安心です。基本のルールと、状況別の対応方法をご紹介します。
1. 受けた寺社へ返納するのが基本
原則として、**「お守りを受けた神社やお寺」**にお返しします。 多くの寺社には「古札お納め所(こさつおおさめじょ)」や「納札所」が設置されており、そこに納めることで、後日お焚き上げ(浄火で燃やすこと)をして供養してもらえます。
返納の際のマナー: 賽銭箱にお気持ちとして、お守りと同額程度、または感謝の気持ちを込めた金額を納めると良いでしょう。
2. 遠方や旅先で受けた場合
遠方で直接返しに行けない場合は、以下の方法が一般的です。
近くの同じ系列の寺社へ: 「神社のお守りは神社へ」「お寺のお守りはお寺へ」返納します。神道と仏教では供養の方法が異なるため、混同しないよう注意が必要です。また、寺社の規模によっては他所で受けたものを受け付けていない場合もあるため、事前に社務所へ確認することをおすすめします。
郵送で返納する: お守りを受けた寺社が郵送での返納を受け付けている場合があります。「お焚き上げ希望」と明記し、感謝の手紙や初穂料(お焚き上げ料)を添えて送ります。※必ず事前に公式サイトや電話で可否を確認してください。
3. どんど焼き(左義長)を利用する
小正月(1月15日頃)に行われる「どんど焼き」にお持ちするのも、正式な伝統行事の一つです。正月飾りや書き初めと一緒にお焚き上げしてもらいます。
どうしても行けない場合の「自宅での処分方法」
多忙などの理由で寺社へ行くのが難しい場合は、自宅で処分することも可能です。決してゴミとして無造作に捨てるのではなく、清める手順を踏みましょう。
1.白い紙(半紙など)を用意し、お守りを乗せます。
2.お守りに塩を左・右・左とかけてお清めします。
3.「ありがとうございました」と感謝の言葉を唱えながら、白い紙でお守りを包みます。
4.自治体の分別ルールに従って出します。
次に迎えるために知っておきたい「お守りの種類とご利益」
古いお守りを返納し、身も心も軽くなったら、今の自分に必要な新しいお守りを受けましょう。お守りには数多くの種類があり、それぞれ正しい意味(ご利益)があります。
代表的なお守りとその意味
厄除け(やくよけ): 災難や邪気を払い、身を守る。厄年の方だけでなく、不調が続く時にも。
開運招福(かいうんしょうふく): 運を開き、幸せを招く。現状を好転させたい時に。
身体健全(しんたいけんぜん): 病気や怪我をせず、健康に過ごせるように願う。
心願成就(しんがんじょうじゅ): 心に秘めた願い事を叶える力添えをいただく。
勝守(かちまもり): 仕事、スポーツ、試験など、勝負事に勝つための運気を授かる。
最近では、レース素材の繊細なものや、クレジットカードサイズのスタイリッシュなものなど、デザイン性の高いお守りも増えています。
まとめ
お守りの返納は、単なる処分ではなく、守ってくださった神仏への「御礼(おれい)」の儀式です。 正しいルールで気持ちよくお返しすることで、次の新しいご縁や運気をスムーズに呼び込むことができるでしょう。
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