大寒とは? 2016年の大寒はいつ? 行事や食べ物は?
大寒とは1月20日か21日を指す言葉で、二十四節気の二十四番目にあたります。この日だけでなく、ここから立春の2月3日までの期間も大寒と呼びます。
このころは日本で最も気温が低くなると言うことでこのような名前が付けられたわけです。
なお、2016年の大寒は1月21日(木)で、それから2月3日までの期間も大寒と呼ぶことは先に触れたとおりです。
大寒に行われるイベント
大寒は、大昔からの冬のイベントの一つとして、全国的に邪気を払うイベントが行われているようです。滝行などの水行や寒中水泳などの様子を、テレビで見たことがある人も多いのではないでしょうか?
鹿島神宮大寒禊
そんな大寒のイベントとして有名なのは、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮大寒禊です。
これは男たちが褌姿になり、境内にある極寒の御手洗池(みたらしいけ)にて新しい年の決意や、昨年の反省をするというものです(女性の参加も可能)。
神様に対して自分の決意の強さを表現すると言うのは、単なる言葉だけで表現できることではありません。自らの身体を厳しい環境に置くことで、はじめて神様に認めてもらうことが出来るのです。その事柄に対して心から情熱を持って取り組むことが出来るならば、たとえ冷水の中でも決意を曲げることはないという意味なのでしょう。
この大寒禊は一般の人でも参加することができます。鹿島神宮の社務所に問い合わせしてみてください。ただし、参加人数が上限に達すると締め切られるので、問い合わせは早目にしましょう。
【鹿島神宮大寒禊の様子】
その他、大寒禊は各地の神社・寺院で行われています。
寒稽古
空手や剣道・柔道などの武道などでは、この日に寒稽古を行っているところも多いです。寒さに耐えて道を究めようという意味が込められています。
大寒と食べ物
寒の水
大寒の時期に汲まれた水のことを「寒の水」と呼びます。寒の水は一年のうちで水質が最もよく柔らかな味がするとともに、いつまでも腐ることなく保存できると言われていました。
この寒の水を使って作られた醤油やお酒は、寒の水と同じで安全で体にいいものとされています。昔の人は、寒の水は気温が最も低い時期なので雑菌の繁殖が遅く、長期保存に向いていることを知っていたのでしょう。そのため、食品を製造するのは決まって冬としていたようです。
これは大変理にかなっているものなのですね。
大寒たまご
また、大寒と言えば大寒たまごが有名です。
これは大寒の日に生まれたニワトリの卵のことで、風水的にこの日に生まれた卵を食べると金運が上がると言われ、その1年間はお金に困らなくなるといわれています。
冬の寒い時期はニワトリも栄養を多く蓄えようとするため、卵の産卵数は少ないですが栄養も大変豊富なものとなっております。そのため、1年間健康に過ごすことが出来ると言う意味も含まれているようです。
これは自分で食べるよりも、金運と健康運を上げてもらいたい相手に贈る人が多いようです。両親に対して日ごろの感謝の意味を込めて贈るのもいいかもしれませんね。
大変な縁起物であるために通販での注文も、できるだけ早い時期にしておかなければ買えない場合があるので注意しましょう。
なお、大寒たまごは通販では普段より少し高めで販売されていたりもします。ただ、数に限りがあるものでもあるので、興味のある方は予約してみるのもいいかもしれません。
健康には十分ご注意を!!
最後に、この時期は気温が低く乾燥する時期なので、体調管理には注意しましょう。
乾燥はインフルエンザウィルスにとっては大変都合のいい状態と言えます。
外出の際はマスクを着用したり、帰宅の際は手洗いうがいをするだけで大きな効果を期待できます。
大寒の時期は一年のうちで最も体調を崩しやすいと言えるため、大寒を迎える前に、今一度生活スタイルを考え直してみてはいかがでしょうか?
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