憧れの薪ストーブを安全に設置するために必要な費用

めらめらと燃える炎が素敵な薪ストーブ。炎にはリラックス効果もあるようですし、見ていると心まで温かくしてくれそうです。ストーブを中心に、自然と家族の輪もできそうですね。また、震災の影響もあり、電気や特別な燃料がなくても使用できる薪ストーブは新たに注目を集めています。

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しかし、あこがれの薪ストーブですが、どこでもすぐに設置して使えるような手軽なものでもありません。では、薪ストーブを設置し運用するには、どれくらいのコストがかかるのでしょうか。調べてみました。

薪ストーブの価格

薪ストーブを取り入れるにあたってかかる費用には、初期設置費用(イニシャルコスト)と、維持費用(ランニングコスト)があります。イニシャルコストには、薪ストーブ本体、関連用品、煙突、設置施工などの費用が含まれます。また、ランニングコストには燃料代すなわち薪代、メンテナンス代などがかかります。

薪ストーブは、平均的にみて石油ストーブやガスストーブ、エアコンなどの暖房に比べて価格が高いです。ポピュラーなタイプの薪ストーブであれば、だいたい20万円から80万円くらいで、30~40万円前後が一般的な価格帯となります。一番高いと思われるエアコンと比べてもかなりの割高と思われます。

ただ、そのクラスの薪ストーブは、正しく使用して、きちんとメンテナンスを行えば数十年も寿命があるといわれるので、十分にその減価償却は可能だとも考えることもできますね。

薪ストーブ・煙突の施工工事費用

さて、気に入った薪ストーブを見つけたとして、それだけでは使用できません。エアコンと同じように、薪ストーブにも施工工事が必要で、買って部屋に置いてすぐ使えるものではないのです。

では、施工工事として一番重要なものが煙突です。安全に快適に、近隣住民や周囲の環境にも負荷を与えない、また経済的にも効率よくストーブを使用するためには、正しい煙突選びと設計、施工が欠かせないのです。

一般的な設置コストを考えてみましょう。煙突部材費は、径150mmの断熱二重煙突が直筒1mで3万5000円、ステンレス製シングル煙突だと直筒50cmで1万円ほどかかります。たとえば屋根出しでの煙突設置にすると、正常なドラフト(上昇気流)を得るためにはストーブの口元から4m以上煙突を設置することが必要で、さらに建物の高さや屋根の勾配によってそれより高くなります。一般に2階建てでは5~6mの煙突を使います。そうすると直筒煙突だけで20万円前後の費用がかかります。

それに加えて、煙突はストーブ本体からまっすぐ屋根に出せればいいですが、建物の構造との関わりで角度をつけて設置することも多いです。そうすると角部には工ルボー型などの曲がり部材の役物パーツも必要となります。それに各種接続部品や固定金物、めがね石などのパーツも加えると、平均的に50~60万円というのが煙突代の目安になります。

薪ストーブには専門業者の施工がおすすめ

また、安全確実な設置には薪ストーブ施工店など専門業者の施工が必要にもなります。煙突であろうとも、設置工事の仕方によってはストーブ本体が不完全燃焼になる可能性もあり、危険です。手作りの薪ストーブも人気のようですが、屋外や風通しのいい場所に設置するならいいですが、ある程度密封された室内に設置する場合は手作りは相当注意して施工しないと危険です。

そう考え、業者に施工を依頼すると、煙突材料費だけでなく施工費もかかり、この例では、消耗部品を含めて30万円前後の施工費が見積もられます。

施工費は、ストーブの機種や設置する建物の種類や設置個所、煙突の長さや高さなど施工条件によってかなり違います。このようにストーブ本体、煙突、それらを設置する施工費がかかります。おおざっぱな目安として120万円といったところです。イニシャルコストのトータルとして、ストーブ本体価格の3倍くらいの金額を考えておく必要があるでしょう。

なお、そのほかにも薪ストーブを置く場所にレンガや石積みなどの炉台を設けるのか、シンプルにフロアプレートのみにするのかなどによっても、さらに費用が掛かります。

一見、高いと思われるかもしれないこの金額ですが、安全で効率よい薪ストーブの使用には正しい煙突部材選び、正確な施工が不可欠なのです。

信頼できる施工業者を見つけ、十分に相談することがおすすめです。

※その他、暖房器具に関してはこちらをご覧ください。

暖房器具のお得な選び方とエコな暖房器具【まとめ】



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