ノロウィルスの症状は? 潜伏期間は?

2015年12月14日

最近めっきり冷え込んできて、体調を崩す人も多いのではないでしょうか?

空気が乾燥してくるとインフルエンザの危険も出てくるために、外出の際にはマスクを着用したり、人込みを避けるようにしましょう。

さて、近年話題になっている症状の一つにノロウィルスがあります。

「ノロウィルス?風邪とかインフルエンザの凄いやつかな?」とお思いの方、ノロウィルスは風邪やインフルエンザとは異なる症状を呈します。

今回は、ノロウィルスについて少し勉強していきましょう。

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ノロウィルスの感染経路と症状、潜伏期間

腹痛

まず、どこから感染するのか?という疑問ですが、風邪やインフルエンザの場合は空気感染が主ですが、ノロウィルスの感染経路は接触によるものが全てです。

ノロウィルス保菌者が触れた手すりやドアノブに触れたり、汚染された食品を口にすることが主な原因と言われています。

そして、ウィルスを体内に取り込んでから、1日~3日以内発熱を伴う激しい下痢や腹痛を呈します。

そして、インフルエンザは一度罹病すると耐性ができるため、その年のタイプのものには感染しなくなりますが、ノロウィルスの場合は耐性が出来ると言うことはありません。

汚染されたものに接触すれば何度でも罹病してしまうのです。

ノロウィルスの感染を防ぐには?

腹痛

では、どのような対策が必要なのでしょうか?

最も簡単で最も効果が高いのが、手洗いです。

「手洗いうがい?そんなの毎日やってるよ」という人も多いと思いますが、いい加減なやり方では効果は期待できず、ポイントを押さえて効果的に行う必要があります。

手のひらのような広い部分はキチンと出来ますが、爪の間や手首まで洗ってはじめて効果があるのです。爪が長い人や、ネイルを付けている人は要注意です。

また、タオルやハンカチで水分を完全に落としましょう。濡れた状態だとウィルスが付着しやすくなってしまいます。

最後の仕上げは消毒です、トイレに備え付けのアルコール消毒液があればそれを使うとよいでしょう。おススメなのはアルコール入りのウェットティッシュを持ち歩くことです。これがあればいつでもどこでも消毒できますね。

手洗いのタイミングは、帰宅の際、食品を扱う前後、トイレの後が基本です。

その他にもゴミや嘔吐物を処理した後なども行いましょう。こまめに行うのがポイントとなります。

ノロウィルスに感染してしまったら?

医者

もし感染してしまったら、直ちに医師の診察を受けましょう。

また、下痢や発熱によって体内の水分が失われるため、脱水症状になる恐れがあります。罹病したら水分を多くとることを心がけましょう。

大切なのは罹ってからの治療ではなく、罹らないようにする予防です。

徹底した手洗いと衛生管理がなされていれば、本来は心配すべき病気ではないと言えます。

 

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