アサイーの効能とおいしい食べ方

2015年12月13日

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アサイーとは

最近、アサイーという果実の名前を聞くことはありませんか? スーパーではアサイージュースが売られているほか、アサイーボウルという食べ方が今大流行しています。

このアサイーとは、アマゾンが原産のヤシ科の植物の果実です。色や形はブルーベリーにも似ており、「アサイーベリー」という呼び方をされることもありますが、種類的には両者は全くの別物です。

非常に栄養価が高いことで知られており、目の疲れや便秘・美白、さらにはダイエットに効果があるとも言われています。

一方で非常に酸化しやすいという性質があり、味や栄養価を損なわないためには収穫から24時間以内に加工する必要があるため、従来は産地以外に出回ることは稀だったそうです。しかし、最近では瞬間冷凍やフリーズドライといった加工ができるようになったため日本などでも出回るようになりました。

アサイーに含まれる栄養成分・効能

「奇跡のフルーツ」とも呼ばれるアサイー。非常に豊富な栄養素が含まれていることで知られています。

  • ポリフェノール…赤ワインの約30倍
  • 食物繊維…ゴボウの約3倍
  • 鉄分…ほうれん草の約2倍
  • ビタミンE…かぼちゃの約4倍
  • カルシウム…牛乳と同じくらい

その他、天然アミノ酸や不飽和脂肪酸も含まれています。

これらの成分の中でいちばん注目されているのは、ポリフェノールの一種であるアントシアニンでしょう。ブルーベリーにも入っている成分で、目の疲れをとる効果があると言われています。

その他、食物繊維は便秘の解消に役に立つでしょうし、鉄分は貧血の解消に役に立ちます。とくに鉄分は女性に不足しがちな栄養素であるといわれていますが、手軽にとることのできるアサイーは人気です。

アサイー

アサイー製品

アサイーは先にも述べたように酸化しやすい特性を持っているため、生の果実が産地以外で出回ることはなく、とくに日本ではすべて加工された製品となっています。

アサイーパルプ

アサイーをすりつぶして冷凍にしたものです。アサイーボウルやスムージーを作る際に使います。

アサイーパウダー

アサイーをフリーズドライにして粉末状にしたものです。ジュース・牛乳・ヨーグルトなどに溶かして飲みます。その他、ケーキやクッキーなど、食べ物にカラフルな色づけをしたい時にも重宝します。。

なお、アサイー自体には味はほとんどありませんので、混ぜても味が変わってしまうことはありません。ただし、製品の中には甘味料などの成分を添加しているものもあるようなので、注意してください。

※料理に使うアサイーに関してはこちらもご覧ください。

アサイージュース

一般のスーパーなどでよく見かけます。ただし、アサイー自体にはほとんど味がないので、ブルーベリーをはじめとした他の果実と混ぜた状態で売られていることも多いようです。アサイー100%なのか他の果汁との混合なのかによっても用途が変わってきます。

サプリメント

いろいろな会社からアサイーの名をつけたサプリメントがたくさん販売されています。多くは目の疲れの軽減やダイエット効果をうたっているようです。ただし、いくら有用な成分でもサプリメントという形で摂取した場合、期待された効果が保証されるわけではないので注意が必要です。とくにダイエットに関しては関連性がないという調査結果も出ていますので、過度の期待は禁物です。やはり栄養素は食品そのものから摂りたいですね。

アサイーのおいしい食べ方

アサイーボウル

バナナと牛乳(豆乳などでも良い)をミキサーにかけ、その後凍ったままのアサイーパルプを投入してさらにミキサーにかけます。それらを器に移して、その上にグラノーラ、薄切りにしたバナナや果実をトッピングし、最後にお好みでハチミツをかけます。
食感がたまらん、という人が多いです。

アサイースムージー

冷凍したアサイーパルプの他、バナナや他の果物と少量の水を入れてミキサーにかけます。なお、アサイー自体には味がない(甘くない)ため、お好みによってシロップやハチミツを入れてください。なお、スムージー用にシロップが入っているアサイーパルプもあるようです。

アサイー飲むヨーグルト

アサイー100%ジュースと飲むヨーグルトを1:1で混ぜ合わせます。

その他、アサイーの味にはクセがない(というか味がほとんどない)ので、いろいろなものに混ぜることができます。