どんど焼きとは? いつやるの? 地方による違いは?

2021年9月8日

みなさん年末年始の行事で、良い一年を過ごすためにできるだけ縁起の良いことをされたりしますよね。

その中にどんど焼きというものがあることをご存知でしょうか??

今回はこのどんど焼きという行事についてご紹介したいと思います。

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どんど焼きって何??

どんど焼きというのは、簡単に言うと正月に使った飾りなどを火で燃やす行事です。

竹・木・藁などで小屋ややぐらを作る場合もあり、そこにお正月に飾った門松や注連縄などのほか、書初めやお守り・だるまなどを持ってくる場合もあります。そして、持ち寄ったものを火で燃やすのです。

どんど焼きの呼び名も地域によって違いがあり左義長(さきちょう)、とんど正月、さぎっちょなど様々なものがあります。

いつ頃行われる行事なの??

これも地方によって変わったりしますが、ほとんどが1月14日か1月15日に行われます。

もともと小正月に行われる行事であったため、このような日付で行われるようになったそうです。

どんど焼きにはどんな意味があるの??

1年間良い年を送られることを願っての意味合いが込められています。

どんど焼きの火にあたったり、その火で焼いたものを食べると、1年間健康でいられると言われる場合もあります。

また、火の燃え方などによって占いをすることもあるそうです。

お正月の飾り物を燃やすところからなんとなく縁起担ぎの様な感じがしますよね。

どんど焼きにて使われる繭玉や団子について

縁起を担ぐということから、どんど焼きという行事は神様への願掛けの意味も込められているのです。

その中で神様へ捧げるものとして繭玉団子があります。この繭玉団子を焼いたり、もしくは同時に餅を焼いたりしてそれを食べるという風習がどんど焼きにはあるのです。

これをすることによって先にも述べたとおり無病息災などの健康祈願をするとされています。

【どんど焼きの様子】

どんど焼きの起源

どんど焼きは陰陽道の行事を起源とするとされています。

どんど焼きの別の呼び方で左義長というものがありますが、これはもともと三毬杖(さぎちょう)と呼ばれ平安時代に陰陽師によって行われる行事でした。

当時平安時代には正月に行われる貴族の遊びで毬杖(ぎっちょう)というものがありました。これは杖で毬を打ち合うという遊びなのですが、その際に使われる杖も毬杖と呼ばれていました。

1月15日になると青竹を束ねて毬杖を三本に結びそれを宮中清涼殿東庭に立てて、そこに短冊や扇子などを飾り付けました。それを陰陽師が緩いはやしながら焼いてその年の運勢を占ったという行事が行われていました。

三本の毬杖というところからこの行事が三毬杖と呼ばれることになりましたが、これが後に民間人に伝えられ左義長ともよばれるようになったのです。

どんど焼きをして良い一年を過ごしましょう!

どんど焼きは縁起を担ぐ行事ですが、燃やすということから寒い冬でも体を温めることもできますし、餅や団子を焼いて食べるということもできます。

ぜひどんど焼きをして良い年を過ごしましょう。