東大寺のお水取りを見に行こう
私たちの日常生活の中には、様々なしがらみがあると思われます。
仕事や学校では人間関係が最重要事項であるため、それを最優先にしようとするとどうしてもやりたくないことをやらねばならない、ということも出てきますね。
その中で、人を憎んだり、悪口を言ってしまうこともあるでしょう。
という状況が続くと、体の中に悪いオーラが溜まってきます。それは徐々にあなたの身の回りに悪影響を与え始めるでしょう。
そうならないように、日ごろの悪事は神様仏様に懺悔しましょう。
東大寺のお水取りとは?
奈良県奈良市にある華厳宗大本山東大寺では、修二会(しゅにえ)と呼ばれる儀式を行っています。別名お水取りとよばれ、私たちが日常に犯した小さな罪を懺悔すると言うものです。
清い心で二月堂の本尊にある十一面観音菩薩の前で懺悔を行います。
大昔、これは天災や伝染病や戦争行為は国の病気だと考えられ、それを取り除くことによって国家の繁栄と安泰につながるとされていました。
東大寺は長い歴史の中で幾度かの火事に遭いましたが、このお水取りの儀式は現在までとだえることなく続いております。それだけ大切な儀式であるとされてきたわけです。
長年人から信仰されている儀式というのは、それだけ人に対して影響を与えていると言うことです。
お水取りの由来は、若狭井(わかさい)という井戸から、観音様にささげる「お香水(こうずい)」をくみ上げる儀式をもってそう呼ばれるようになりました。
このときくみ上げられた水は、観音様にささげるお花の水として使われたり、つぼに入れられて本尊に保存されると言うことです。
お水取りの日程は?
松明が掲げられる日程は3月1~14日までで、お水取りが行われるのは3月12日の午前一時半ごろだけなのです。
お松明の儀式は2週間毎日実施されます、松明だけを見たいのであれば3月12日を避けるようにすると良いでしょう。
懺悔によって吐き出された罪は、松明の炎によって焼き払われるとされているため、懺悔を行うならば、お水取りの日に行く必要はないとも言えます。
当日は大混雑が予想されます、自動車でお越しの際は出動している警察や機動隊の誘導に従いましょう。当日は近隣に駐車場は非常に少なくなることが予想されるため、できれば公共交通機関を利用しましょう。
炎は人間の心を穏やかにする効能があると言います。
薬は副作用がありますが、このような炎は見ているだけで効能があるわけです。
炎を見ることによる精神が安定すると言うことで、昔の人は炎を神聖なものとして扱ったということですね。
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