【現代版・年中行事】忙しい師走こそ「冬至のゆず湯」を。準備5分で叶う、30代のための時短リセット術

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12月も半ばを過ぎると、カレンダーの残りの薄さに急かされるように、街も人も足早になります。 仕事納めに向けたラストスパート、忘年会の調整、溜まった家事。 「今年もあと少しか」と感慨にふける余裕もなく、気づけば体がカチコチに固まっている……そんな30代にとって、冬至(とうじ)は少し特別な意味を持つ日かもしれません。

一年で最も夜が長く、昼が短い日。 昔から「冬至にゆず湯に入ると風邪をひかない」と言われますが、正直なところ、平日の夜に柚子を何個も買ってきて、浮かべて、最後にはドロドロになった実を掃除する……想像しただけで「また今度でいいや」と思ってしまいませんか?

私も以前はそうでした。「丁寧な暮らし」に憧れて柚子をたくさん浮かべたものの、掃除の手間と、肌への刺激(意外とピリピリしますよね)に懲りてしまったのです。

でも、「季節の香り」には、張り詰めた神経をふっと緩める魔法のような力があります。 だからこそ私は、ルールを変えました。 完璧な伝統行事ではなく、自分を労るための「現代版・冬至」として、徹底的に手間を省いて楽しむことにしたのです。

掃除不要、準備は3分。私の「時短ゆず湯」テクニック

スーパーで柚子をたった1個だけ買います。 袋入りのたくさん入ったものではなく、一番香りが良さそうなきれいなものを1個だけ。これなら百円ちょっとで済みます。

帰宅したら、お湯を張りながら準備開始です。 柚子を輪切りにし、100円ショップやスーパーで売っている「お茶パック(だしパック)」に詰め込みます。 ポイントはこれだけ。

これを湯船にポンと入れる。 たったこれだけですが、お風呂場に入った瞬間、湯気とともに立ち上る爽やかな柑橘の香りは本物です。 パックに入れているので、種や果肉がお湯に散らばることもありません。お風呂上がりにパックごとゴミ箱へ捨てるだけ。あの面倒な排水溝の掃除もゼロです。

もし、スーパーに寄る気力さえ残っていなければ、「本物の柚子精油が使われた入浴剤」を選びます。 これも立派な現代版の年中行事です。 人工的な香りではなく、天然精油(エッセンシャルオイル)配合のものを選べば、脳が解けるようなリラックス効果は十分に得られます。

ゆず

「一陽来復」を今の自分に重ねて

湯船に浸かり、柚子の香りを深く吸い込むと、冷え切っていた足先がじんわりと温まっていくのを感じます。

冬至には「一陽来復(いちようらいふく)」という意味があります。 太陽の力が一番弱まる日ですが、この日を境に再び日が長くなっていくことから、「悪いことが続いた後には、幸運が向かってくる」というポジティブな転換点とされているのです。

忙しくて余裕がない時こそ、「今日が底だ。明日はもっと良くなる」とお湯の中で唱えてみる。 そんな風に、心のスイッチを切り替えるための儀式だと思えば、冬至の夜が少し愛おしくなりませんか?

行事は、誰かのためにやるものでも、マナーを守るためのものでもありません。 忙しい現代を生きる私たちが、明日また笑って過ごすための「ご自愛ツール」なのです。

今夜は帰り道、コンビニでもドラッグストアでも構いません。 あなたの心に「春」を呼ぶための柚子の香りを、一つ手に入れて帰りませんか?

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