恵方巻の由来は? 2016年の方角と食べ方

2021年9月8日

早いものでもうあっという間にお正月も過ぎてしまいました。何だかあっという間に1年がたってしまった感じがします。みなさんの2015年はいかがだったでしょうか。

2015年が良い年だった方も悪い年だった方もいらっしゃると思いますが、翌年2016年は良い年にしたいですよね。年末年始に1年を良く過ごすために縁起の良いことをされる方もいらっしゃると思います。

そして2月になれば節分というイベントがあります。

昔、節分は1年の区切りだったこともあり、この1年間をよい年にするための様々な行事があります。恵方巻きを食べるという習慣も縁起を良くするための一つのおまじないなのです。食事も出来て縁起も良くするなんて良いですよね。

ここでは恵方巻きについてご紹介したいと思います。

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そもそも恵方巻きって??

恵方巻きというのは、その年に縁起が良いとされる方向に向いて食べる太巻き寿司です。

食べる日は節分の日になります。

重要なのは切って食べるのではなく、一本丸ごと食べることなのです。これには「縁を断ち切らないために」という意味合いが込められています。何か願いごとを思いながら無言で一本丸ごと食べると縁起が良いとされているのです。

ちなみに、現在は結構立派な恵方巻も売られていますが、「無言で1本丸ごと食べる」ことのできる大きさのものを

具材に関しては7種類のものを入れるのが良いとされています。これは七福神にちなんでのこととされています。

恵方巻きの由来について

恵方巻という名前について

まず恵方巻きという名前の由来なのですが、これは恵方に食べる太巻き寿司ということから恵方巻きとなりました。結構分かりやすい名前ですよね。

ちなみに恵方というのは「その年に縁起の良いとされる方向」という意味になります。これは陰陽道の考えから来ており、その年の干支から恵方が定められるそうです。

恵方巻の起源

恵方巻きがいつ頃から食べられるようになったかについてはいくつかの説があるので正確な説は不明とされています。

一番有力となっている説は、江戸時代の終わりごろ、大阪の船場にて「商売繁盛を祈ろう」ということから始まったという説です。

他にも明治の初めころに大阪の花柳界で流行したとの説もあります。普段おちょぼ口の芸者さんが大きな口を開けて太巻き寿司を食べるのを見て旦那方が喜んだのだそうです。

ともあれ、明治中期以降はこの風習は廃れてしまい、大正に入ってからは大阪の一部の地域で行われているだけでした。1940年ころ、恵方巻きの宣伝をするお寿司屋さんの広告が残っているようですが、何とか習慣が残っていた事を今に伝えています。

さらに戦後になると、大阪の一部の地域でわずかに残っていた習慣も廃れてしまったのですが、1977年に大阪海苔問屋協同組合によって道頓堀で行われた海苔販売促進イベントにて復活し、関西などでは一般的な風習となったのです。

その後、1990年代に入ると全国のスーパーやコンビニなどで販売をして、全国的に広まりました。とくにコンビニ(とくにセブンイレブン)での宣伝が恵方巻を全国的な習慣にしたとも言われていますね。

このような背景があって、現在では気軽に恵方巻きを入手して食べることが出来るのです。

2016年の恵方の方角は??

2016年の縁起が良いとされる方向は南南東とされています。

恵方巻きを毎年食べている方もまだ食べたことない方も、2015年は恵方巻きを西南西の方向に向きながら食べて良い1年を過ごしましょう。

食べる際は一本丸ごと無言で食べるということに気を付けてくださいね。途中でしゃべると福が逃げて行ってしまうそうですよ。

※節分・豆の木に関する情報はこちらもご覧ください。

節分・豆まき情報【まとめ】